「火を使うのが心配になってきた」「包丁を収納する時うっかり落として危なかった」これまでと同じようにキッチンで作業をしていても、立ち仕事がきつくなってきたり、後片付けに負担を感じたりと、ふとした拍子に変化を実感することがあります。それはキッチン見直しの時期が来ているというサインかもしれません。使いやすい道具や仕様への見直しは、これからの前向きな生活の土台となります。また、できる限り自分の力でしっかりと暮らすための工夫はご本人とご家族の安心につながります。

「トイレや浴室など立ったり座ったりする場所に手すりを設置する」「入り口の小さな段差を埋めるように厚めのクッション材を敷く」「突然の開閉で危険を感じていたドアを滑らかに動く引き戸に取り替える」一つひとつは些細なことであっても、高齢の方にとっては大きな障壁となり得るあれこれを、職人の創意工夫と確かな技で解決します。